大阪音楽大学音楽学部声楽科で声楽発声の基礎を学び、その後、ヨーロッパで観たオペラに衝撃を受け、さらに専門的なオペラ発声を学ぶため上木惇氏、イタリア人フェルナンダ・コスタ氏に師事。2015年にはイタリアでのコンサート『西洋での東洋・スカペッツァーノと京都の出逢い』にてソプラノ キアーラ・モスキーニ氏と共演し、オペラ “ランメルモールのルチア” エンリーコ役等を歌う。同年、京都文化博物館旧館ホールで行われた『ソプラノ歌手フェルナンダ・コスタ オペラコンサート』ではコスタ氏の相手役として抜擢され、息の合ったデュエットとアリアで会場を魅了する。2018年には奈良東大寺 “東大寺本坊音楽の調べ” にて『お座敷オペラ』を企画・演出。茶道や江戸文化を取り入れた演出が注目され、自らもドン・ジョヴァンニのタイトルロール、フィガロの結婚のフィガロ、トスカのスカルピア役等を演じ、好評を得る。第12回東京国際声楽コンクール本選入選。
現在バリトンの魅力を伝えるべく、オペラ公演の他、大阪での創生神楽『セイビア』のマケイシュラ王役、京都の河村能楽堂や東京の觀世能楽堂での歌唱等、様々な舞台で活躍中。多くの音楽スタイルや舞台経験を持つ歌手として様々な場面で注目を集め、更なる活躍を期待されている。